政府報道をそのまま信じられない現実

新型コロナのPCR検査で陽性となった、いわゆる保菌者は、4月21日現在で11,119例だそうです。

この数字をそのまま信じるには値しません。なぜならPCR検査を行った件数が国内で101,818件(そのうち陽性が10.974件)空港検疫が21,903件(陽性130件)、合わせて124,550件(陽性11,119件)です。分母が極端に小さい条件で算出した数字など信用できないのです。その数字さえ小さく見積もられている可能性だってあります。

身近なところで、筆者の子供の勤務先の同じ建物内でPCR検査が2例行われたそうですが、普通に検査できたわけではなく、無理くりねじ込んで検査してもらったそうです。PCR検査は重症のカテゴリに入らないとやってくれないのです。

検査の分母が少ないのに、無症状の保菌者をどうやって炙り出せるというのでしょうか。ほとんどが感染経路がわからないのは当然の結果です。そんなことよりも検査をしてもらえない無症状の保菌者が、国内にいったいどのくらいいるのか見当もつかないことが、非常に気になります。熱やだるさだけでは、従来なら普通に仕事に行ってしまう案件です。元気な若者なら、少しくらい具合が悪くても遊びに行ってしまいます。

統計学に詳しくないので、想像の域を出ませんが、実際に報道されている数の10倍くらいは超えているのではないかと思います。統計上の数字がおよそ1万人ですから、そうだとしたら数字に表れない感染者は10万人ということになります。加えて、緊急事態が宣言されたにも関わらず、相変わらず行楽地に繰り出す人々がいることを鑑みるとゼロがもう一つくらい追加されているのではないかと、そら恐ろしい気分になります。

行楽地だけではありません。買い出しは自粛の対象外だとして、スーパーに一家でやってくる人たちの存在もあります。この状況をどう見るか。

やはり、国の長、自治体の長がきっぱりと禁止なら禁止と宣言しないからです。各々の判断に任せるではなく、あなたが判断して、あなたが決めて、あなたが行使して、そしてあなたが全責任を取って欲しいのです。それがリーダーたるものの務めではないでしょうか。

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