迷走するJAPAN

国民にお願いするのはもうナシにして

COVID-19の危機が始まって一年以上の歳月が流れています。去年の今ごろ、世界は一変しました。マスクが店頭から消え、人々が殺気立ってドラッグストアに押し寄せました。大量に買いだめしてフリマサイトで高額転売する輩も出ました。なんとも勘違いな当時の首相は、全く使えない布マスクを国民に配り、アベノマスクと揶揄されました。マスクと並びアルコール除菌液の類も、店頭から消えました。マスクと関係ない紙製品や乳児用の衛生用品まで買い占める不届きものが現れました。

一年経た今ではマスクも安定供給され、買い占めもなくなりました。しかしまた、一巡してもどったような事態が繰り返されています。日本は疫病に対する意識が薄いというか、何もかも中途半端で徹底していない。国も自治体も、お願いベースでことを運び、肝心の対策がない、ポリシーがない、言葉がない。言葉遊びしている某知事については論外です。いやしくも選挙でえらばれてそこにいるのだから、命かけろとは言わないけど、そのくらいの気概を見せて欲しいです。

オリンピックやるお金があったら失業者に手当てして!

オリンピックは平和の祭典と言うけれど、実態は既得権益の絡まった商業イベントです。恒例のイベントが軒並み中止に追い込まれているのに、オリンピックだけ特別なんて意味わかりません。アスリートの究極の目標なのでしょうが、オリンピックに匹敵する世界大会もあるのに。

コンパクト五輪にするとかいいながら、むしろもっとお金がかかる五輪になるそうですね。(1兆6440億円)史上最大規模だって言われてますけど。どこがコンパクトなんですか?関係者たちの金銭感覚はどうなっているんでしょうね。世間には五輪どころじゃなく、生活に困窮している人がいます。事業が継続できなかったり、派遣の雇い止めにあったり、正社員ですら解雇になっています。彼らは生活のため、アルバイトしています。背中にリュックを背負って自転車に乗り、デリバリーに転業した人も多いと聞きます。

それらの人たちをどうするつもりなのか。

疫病が収束するのはどのくらいの年月が必要か

100年前のスペイン風邪が収束するのに3年を要したそうです。100年前の当事者がもういないのでわかりませんが、当時の記録とか、うまく検証できる人はいなかったんでしょうか。2019年の終わりに始まったCOVID−19は、1年と2ヶ月が経過しているわけですから、スペイン風邪を基準にするなら、後2年は危機が続くと見て良いでしょう。ワクチンも、通常は何年もかけて開発されるものです。それを数ヶ月の突貫工事で世に出しているわけですから、色々と欠陥があって然るべきと考えた方がいいです。一定数の犠牲者は仕方がないとしているのでしょうか。いま流通しているワクチンも、一定数の犠牲者が出ます。乳幼児期のワクチンで重篤な副反応に見舞われた子供もいます。

最初にCOVID−19が出現したとき、横浜にクルーズ船が来たとき、疫病に対する危機感が薄いJAPANは、船全体に感染が蔓延したのを待ってから乗客を解放したり、発生源と目される中国・武漢から邦人を国内に流入させたりと、初動に致命的なミスを犯しています。外国のように強制力のあるロックダウンを行えないのは、JAPAN特有の優柔不断さを示しているようです。

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