嫌いなものは嫌いとしか・・・

食べ物の好き嫌いは、あまり行儀が良くないと言われてきました。でも、どうしても嫌い、というか受け付けないものがあるのです。

豚肉

私の子供時代は昭和40年代です。食べるものがなかった貧しい時代です。腹が膨れればいいという考えが親の中にもあったと思います。子供の頃のことなんかよく覚えていないのですが、特別嫌なことはよく覚えているらしく、給食に出た豚肉の気持ち悪いことと言ったら、涙ものでした。今はとても品質の良い肉が出回っていますが、当時のそれはあまり良くなかったのでしょう。市場に出せないような粗悪品を給食に回したんじゃないかと勘ぐるくらいの有様でした。豚の脂身がとても嫌でした。プルプルしていて、噛みづらくて、噛んだら噛んだで歯の間がぞわぞわするような悪寒が走るのです。舌に触れようものなら吐き気がしました。冷めているので脂が固まって、尚更気持ち悪かったのです。内臓肉なんてもってのほかでした。

給食で豚肉が出た日は、こっそりチリ紙に包んでランドセルに隠し、家に帰ったら捨てていました。同級生にそれをリークされ、ひどい目にあいました。

給食を食べ終わるまで、先生が見張っているのです。気持ち悪くて泣きながらその「物体」を噛まずに飲み下した記憶があります。今そんなことしたら虐待になりますよね。

長じて、自分が主婦として家族にご飯を作るようになってから、脂身の少ないモモ肉とか肩ロース、ヒレなどの部位は食べられるようになりました。自分で作ったものは美味しかったのです。給食の豚肉が特別不味かったのだと理解しました。それでも、脂身があると、なるべくカットします。忌まわしい記憶が蘇るのです。

魚卵

魚は好きなのに、魚卵が苦手です。

カズノコ、イクラ、ウニ(魚卵に分類されるか不明)ダメです。

刺し身は好きです。寿司も好きです。寿司のパックの中にそのダメなやつが入っているとテンションが下がります。誰かに言われました。「ウニ、イクラが嫌いなんて、人生の楽しみの半分を無駄にしている」

余計なお世話だ!

ちらし寿司とか、海鮮丼なんかも好きなのですが、外食で食べるときは、その忌まわしい具材が問答無用でのっています。オーダーするときにあらかじめ、これらの具材を外してくれるように言えばいいことなのですが、うっかり忘れたときは、一口も食べないで会計して帰ります。だいたい、本物の魚卵じゃないときだってある。でんぷんで作ったフェイクのイクラ。そんなものを知らないで有り難がって食べている人も気持ち悪い。

外してくれと頼むと、これらの具材は海鮮丼の花形でもあるので、嫌な顔をされます。バランスが悪くなるのでしょう。

自分で作って食べればいいことなんですが・・・

からし・わさび

料理するときにからし、わさびなど不必要だと思っています。

サンドイッチのパンによくからしが塗ってあります。洋からしです。コンビニなどでサンドイッチを買うと、高確率で出会います。原材料の表示に記載されていないことを確かめて買っても、気持ち悪いフレーバーがしてからし入りだと気づくこともあります。カフェでサンドを頼んでも、もれなく塗ってあります。前述の魚卵のように外してくれるようにオーダーすればいいことなのですが、嫌な顔されること必至です。だから、からしを使用すると想定されるメニューは頼まないことを学習しました。

納豆のパックに必ず付いているのも、からしです。当然いつも捨てます。そんな無駄なことしないで、その分タレを増量すればいいのに、と思います。最近タレだけついてる納豆を見かけました。食べてみて悶絶しました。からしが混入されているタレでした。

わさびも同様です。

寿司に必ず塗りつけてある忌まわしいゲル状のもの。

知っていますよ。寿司は生もの。わさびには腐敗を防ぐ作用があると。

それなら、寿司を食べるときにわさびを付けるなり載せるなりして食べればいいことです。醤油にわさびを溶いてつけてるじゃないか。でも個人的には菊の花の方が抗菌作用があると思っています。

寿司をわさび抜きでオーダーすると家族や友人に笑われたものでした。お子様口だと。食わず嫌いだとも言われました。

生わさびを食べたことがないから、だと言います。

食わず嫌いではありません。食べてみて言うのです。ツンとくる刺激がいいと言います。そんな刺激など不必要です。

先述の、冷えて固まった豚肉の脂と同様です。美味しくないのです。もっと言うと気持ち悪いです。

洋からしではなく、ごく微量の七味唐辛子なら風味があり、許容範囲です。

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