THE HEAD

子供がHuluを契約しています。そのアカウントで、家族中が楽しんでいます。観ている時間はテレビより長いかもしれません。昔の映画やテレビ番組はもちろん、オリジナル作品も配信しています。

THE HEADはオリジナル作品です。出ている役者は欧州出身が多いです。山下智久が出ています。ジャニタレ(ジャニーズタレント)と思ってバカにしていました。ゴールデンタイムのドラマでいつも主演を張っていましたが、どの役を見ても山下智久にしか見えませんでした。ちょうど、キムタク(木村拓哉)が、どの役をやってもキムタクにしか見えないのと同じです。

今回のTHE HEADで振られていた役は、コバヤシという日本人隊員の役でした。セリフは終始英語です。山下のセリフにも字幕がついています。欧州のベテラン俳優に混じって、なかなかの存在感を出していました。やりますねえ・・・という感じです。ジャパニーズアクターとして名をあげましたね。いいことです。

分類としてはサスペンスドラマです。時系列に話が進んでいくのでなく、最初に結末がありきです。南極の科学基地で連続殺人が起こります。生き残った人物が語り部となり、何が起こったか解明していく手法です。この手法はうまいです。観客を最後まで引きつけて離しません。やたら複雑に登場人物が絡みます。この結末に至るまでの伏線がめちゃくちゃ多いです。

どんな話なのかは割愛します。

複雑で難解に見える事件も、もとをただせば至極シンプルな人間の感情に行き着きます。いいか悪いかでなく、人物たちがそれを決意した背景、その時の立場、恋愛もありましたが、それらの感情も超えた何かに突き動かされていく様は、ハラハラするし共感できるもの、できないもの、いろいろ考えさせられるドラマでした。

ストーリーは時にぶつ切りで進んでいきます。象徴的なアイテムもたくさんあり、やたら畳み掛けてきます。多少矛盾しているところも見受けられました。学術研究に、なぜ場所が南極でなければならないのか、なぜ身分を隠して潜入できたのかなど・・ドラマなんだからあまり気にしないことですよね。

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