モンキー・パンチ先生ありがとう!

ルパン三世の作者、モンキー・パンチさんが永眠されました。

初めてアニメで見たときは、ちょっとアダルトな、大人な雰囲気でした。カッコイイ、スマートなタフガイです。相棒の次元大介はニヒルでファッションセンスもあり、帽子に対する強いこだわりがあります。何があっても脱がない。銃で乱射されて追い回されても脱がない、というか脱げない。石川五右衛門も素敵です。居合抜きの達人で、何でも斬ってしまう。ヘリコプターもトラックも真っ二つ。唯一斬れないのはこんにゃくです。

昨夜は「ルパンVS複製人間」でした。この作品も好きです。当時のアニメはCGなんか使ってないから、セル画をこつこつ描いていくんです。昔のアニメ―ターさん、大変だったんです。

それなのに色あせない魅力があるんですね。いつもの泥棒家業の場面から、先端科学技術、国家間の戦争、人類の危機、そういうものに猛スピードで展開していくんです。このアニメ映画では、終盤まるでSF映画のように、複製人間のオリジナル「マモー」の巨大な脳みそが宇宙に漂っているんです。そしてラストはルパンと、宿敵銭形警部との追いかけっことなります。

ルパンは正義のヒーローではありません。国家権力に唾を吐き、孤高の人生を歩んでいるのです。もちろん彼らは泥棒ですから、自分たちが悪党であることを十分知っていて、いつどこで野たれ死んでも後悔のない生き方をしているのです。

モンキー・パンチありがとう、安らかに・・

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