首都封鎖?

新型コロナウィルス騒動は日に日に新しい局面を迎えているようです。

心配されていたオリンピックは、一年延期ということで、選手も、送り込む国々も、ようやく着地点を見つけられたようです。この場合、延期にしても、中止にしたところで誰も責めるものはいないはずです。

今日もまた、なにやら禍々しい字面が、ネットやテレビに湧いて出ました。

「首都封鎖」

国がやらないから、東京がやるということなのでしょうね。今まで、政府のやることはあまり危機感を持った姿勢ではなく、どこかのんびりしたものに思えていました。

たとえば「花見」「イベント自粛」

花見をするときは1メートル以上離して・・・ どうでもいいことに囚われていて、ものの本質を理解しているのか疑わしいことを言っていました。

だけど、都知事はきっぱりと「宴会としての花見は遠慮して」と言っている。

地べたにレジャーシートを敷いて、飲食しなければ桜を愛でられないということじゃない。ということを言ってる。自治体の長あるいは国の長は、国民に明確に指針を示して欲しいものです。それだけ責任があるということです。

さらに都知事は、東京には国の中枢、大学、企業の中枢が集中していると言ってた。言われなくても、誰でも知っている。当たり前のことだけれど、それを口に出す政治家はいなかった。東京を守るということは、日本国を守ることと同義です。外国からウィルスが流入するのを防ぐため「首都封鎖」もありうると、都知事が言及したことは至極当然ではないでしょうか。日本は、もはや感染源を特定できない状態にあります。コロナ陽性の人を迂闊に帰してしまったり、感染が起こったところに感染症の専門家を派遣しなかったりと、不手際ばかりです。日本国のレベルでやっていたらここまで拡大してないでしょう。

すでにヨーロッパでは鎖国してるところもあり、アメリカでも一部の都市が鎖国状態です。呑気に構えているのは日本くらいです。

人類の歴史は、感染症との戦いでした。

自分も子供の頃にBCG接種を受けて、二の腕にうっすらとハンコのような跡があります。予防接種が定着してから、結核は死の病ではなくなりました。自分の子供たちも予防接種を受けています。百日ぜき・ジフテリア・破傷風・急性灰白随炎・はしか。母子手帳に記録があります。それらの病は駆逐されたわけではなく、生ワクチンや不活化ワクチンによって抗体を得ただけです。

人類はウィルスを駆逐できない。智慧によって予防線を張るしかないのです。今回のコロナ禍が、そのことを改めて知らしめています。

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